2014年07月23日

ロシア内務省 特殊任務センター 航空隊及び即応部隊(TsSN SOR)



今回はロシア内務省モスクワ州内務総局隷下の「特殊任務センター」について纏めてみました。



あの"Lynx"もここに所属しています。



【ロシア内務省について】
ロシア連邦国内の法秩序の維持を担当する「ロシア内務省(MVD)」は、
国内軍総司令部隷下の準軍事組織である「国内軍(VV)」と警察機関である「Politsiya(旧Militsiya)」で構成されています。



同センターは、
2011年に大統領令の「法秩序維持の為の追加的措置」に基づき、
モスクワ州内務総局隷下、ロシア内務省の直轄部隊として設立されました。

ロシア内務省特殊任務センターは
機動部隊である OMON "Zubr"
即応部隊である SOBR "Lynx" (Rys)
航空部隊である AOSN "Yastreb" によって構成されています。

通常、OMON及びSOBRは連邦構成主体(ロシア連邦を構成する地域)ごとの内務総局に置かれています。

※内務総局所在地


ロシア内務省特殊任務センターでは、独自の航空部隊である"Yastreb"によって各地に"Zubr"及び"Lynx"の派遣が可能となっています。

※特殊部隊の運用イメージ



Центр специального назначения сил оперативного реагирования и авиации МВД России

OMON "Zubr"


部隊章は「ヨーロッパバイソン」

※上は旧デザイン。下が現行の物。

モスクワで特別編成された機動部隊。
社会秩序及び公共安全の維持、多くのイベント(集会、デモ、行進、スポーツイベント等)の警備を行う。










「特別任務民警支隊(OMON)」の呼称は2011年の警察改革で「民警(Militsiya)」の公称が変更になった事により、"Otryad Mobilniy Osobogo Naznacheniya"として、「Militsii」の"M"が「Mobilniy」に変更されました。当ブログでは「特別任務機動支隊(OMON)」と表記します。





SOBR "Lynx"


部隊章は「ヨーロッパオオヤマネコ(別名:シベリアオオヤマネコ)」

※上は旧デザイン。下が現行の物。

各地域のSOBRから選抜された精鋭によって編成されている。
多国間演習にも積極的に参加し、組織犯罪及びテロ対策を行う。
各地に潜伏する武装勢力の掃討作戦にも従事している。
















「特殊任務民警支隊(OMSN)」もOMONと同様に"M"の表記が変更され「特殊任務機動支隊(OMSN)」となった後、2012年には再び"SOBR"の名称に戻りました。
SOBRは直訳すると「即応特殊部隊又は特殊即応支隊」ですが、当ブログでは国内で多く使用されている「緊急対応特殊課(SOBR)」の表記にしています。(ほとんどの場合"SOBR"と表記しています)








AOSN "Yastreb"


部隊章は「鷹」


2012年にモスクワ警察のヘリコプター部隊から編入され、人員輸送や偵察機による監視活動等、地上部隊の活動を支援している。










ヘリ、UAVの他、長距離人員輸送の為の大型旅客機も保有しています。







【おまけ】
所有している"Lynx"パッチ

※レプリカです。


【参考サイト】
ロシア内務省
http://mvd.ru/

ロシア内務省 特殊任務センター
http://center-spetsnaz.ru/

Wikipedia
TsSN SOR
LYNX
ZUBR

【参考文献】
イラストでまなぶ! 世界の特殊部隊 ロシア・ヨーロッパ・アジア編




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Posted by syavo  at 19:16 │Comments(0)考察

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