2014年11月13日
TiG ヘルメット

ロシア連邦保安庁(FSB)所属特殊部隊が使用していた"TiG"ヘルメットを入手しました。
"Altyn"と並ぶFSB所属特殊部隊の代名詞とも言えるヘルメットです。
※現在はKiver-RSP、LShZ-2DTMやMICH含む西側製品等に更新されていますが、一部ではまだ使用例があるようです。

"TiG"ヘルメットとは?
スイスの「Tig」社で作られた「PSh-77」(無線機対応のヘッドセット内蔵型)を参考に作られた「TiG」という名称のチタンヘルメット。
ロシア製「TiG」ヘルメットは1984年頃にNiiStali社によって製造された。
形状からも解る通り、「PSh-77」と「Altyn」の中間のようなモデルです。
PSh-77(スイス製)、TiG(ソ連/ロシア製)、Altyn(ソ連/ロシア製)と似たヘルメットが混在しているので非常に解りづらいと思います...(汗)
Tig社製"PSh-77"ヘルメット
【NATOストックナンバー】8470-12-197-5008
http://www.nsn-now.com/Indexing/ViewDetail.aspx?QString=8470121975008
参考画像


オリジナルのPSh-77ヘルメットにはグラスバイザーが存在しますが、コピーされたのはチタン製バイザータイプのみ。
また、PSh-77にはヘッドセットの内蔵されていないモデルも存在しますが、ロシア製TiGヘルメットには全てヘッドセットが内蔵されている。




Tig社はヘルメットだけでなく、アーマー等も製造しています。



現在、Tig社は耐爆スーツ等を製造する「Garant」社と合併し、社名こそ無くなりましたが、今も製品は作られているようです。


また、TiGヘルメットも他の製品同様に改良が繰り返されていたために、複数のバリエーションが存在します。



今回入手出来たのはOKB «OKTAVA»社製のヘッドセットが内蔵されている「後期型」。
NiiStali "TiG"






TiGヘルメットの特徴である切り欠きの入ったバイザー。





インナーはAltynの初期型と同じ仕様でした。

TiGヘルメット装備参考画像



次回は初期型Altynヘルメットを紹介します。

Altyn ヘルメット
LShZ-2DT ヘルメット
ロシア連邦保安庁特殊任務センター"Alfa"カレンダー【2014】
ロシア連邦保安庁系スペツナズ#4
FORT Storm-CTT アーマー
Protective suit KMPP "Cocoon"
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次は対爆スーツいっちゃいましょう